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東証1部(8173)上新電機 2004/03/22

日付 銘柄 掲載時株価 レーティング(5段階評価) 目標株価 結果
2004/03/22 (8173)上新電機 369円 ☆☆☆☆☆D 520円3ヶ月以内40.9%↑ 6/22まで
現在の2004年3月期、会社予想
・売上高 2400億円  ・経常利益 20億円  ・純利益 13億円 (一株利益23.8円)
私の推測する2004年3月期の予想は
・売上高 2490億円  ・経常利益 27億円  ・純利益 18億円 (一株利益32.8円)  株主資本比率31%
業績面 ・予想PER(株価収益率)15.5倍 ・EPS(一株利益)23.8円

■まず今期の売上高が前期比12%増で推移している事です。(HP上で月別の売上高がアップされています)
特に中間決算後(ココ大事)はデジタル家電の波が本格化し10月〜2月現在まで16%増で推移中。
決算期末まで残り1ヶ月(3月)の売上が仮に昨年と同等だったと仮定しても、
自社予想を最低で70億円オーバーすることが確定しています。ちなみに今期は冷夏の影響があった7月以外
全て月別売上高が前年比増加、、その後の8月から2月現在まで7ヶ月連続で12%以上の増加率であるので
3月の売上が前年比マイナスになる事はまず考えにくでしょう。

■中間期に当初の会社予想より売上が40億円増加し、結果純利益を3.9億円押し上げる上方修正を
発表した経緯があります。なので70億円増が確実である下期はさらにその期待度が高いです。
それに中間期の売上増は阪神優勝の特需みたいな事を言われていますが(確かにそうではあるが)、売上の増加率は
阪神熱の冷めた下期のほうが高い(ココも大事)。これはやはりデジタル家電の需要が本格化したのと、
関西地盤のこの企業が阪神セール&スポンサーによって顧客獲得に成功したのではないかと考えられます。
だとすれば、来期は阪神優勝云々にそれ程こだわらなくとも、さらなる利益上昇が期待できるのではないでしょうか。
(まあ優勝はしますけどねー)

■3年程前からのリストラが一段落し十分利益が出せる状態になりました。
理由として、前述の前期比12%増の売上高、金額にして250億近い増収が見込める今期ですが、店舗数は前期より
8店舗ほど少なく(現在直営149店)、これは自社の進める効率化が上手く働き出している証拠だと思われます。
四季報に書いある事をさらに詳しくいえば、小型の不採算店舗を閉鎖、もしくは時計やホビー等の専門店に業務変更し、
家電販売店の方を集客力の高い大型店化にする事で効率化を図ってきています。
エディオン他4社との業務提携による商品の共同調達&開発も寄与してるようです。
財務面】   ・PBR(純資産倍率)0.6倍  ・BPS(1株当り株主資本)601円(中間期末時点)

株主資本
 ・株主資本比率28.8%(中間期末時点)
ハッキリ言って上新電の財務面はこれまで最悪でした。4年前に1,090円以上あったBPS(1株当り株主資本)は
土地の再評価損や退職給付債務等、立て続けのドデカイ特損計上によって前々期に567円、株主資本比率は
26.6%まで低下しました。特損によって、それまでの上げ底であった過剰資産を適正価値に戻した訳ですが
その結果のPBR0.6倍という事で、かなり割安水準になっています。

キャッシュフロー(CF) 
・営業CF 1,114百万円 ・財務CF −2,648百万円 (いずれも中間期6ヶ月間)

中間期の営業CFが約11億、前中間期が−7.7億だった事を考えるとやはり実入りが良くなったことが伺い知れます。
それで次は財務CFです、上新は中間期中の6ヶ月間で有利子負債を26億返済しています。
内訳は短期、長期の借入金を合計で約37億返済し、社債の発行で約11億調達しています。

有利子負債  
51,087百万円 (中間期末時点)
前期は1年間で23億しか返済してない借入金も、今中間期までの半年間で早くも26億返済しています。
最近の推移は
2001年3月期  49,329百万円
2002年3月期  56,035百万円(+6,706百万円)
2003年3月期  53,735百万円(-2,300百万円)
2003年9月期  51,087百万円(-2,648百万円)
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